鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
(雷が少し轟き、曇ってきて、雨でも降らないかしら。あなたを引きとめられるのに。)
鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば
(雷が少し轟き、雨が降らなくても、私は留まりますよ。あなたが引きとめて下されば。)
映画に出てきた、万葉集の孤悲の歌。
昨夜は、「言の葉の庭」を鑑賞してきました。
孤悲をして、孤独や弱さや迷いが雨に流されたような、そんな瑞々しい作品でした。
『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer - YouTube
今も昔も変わらぬ「恋」という感情。
万葉の時は、「孤悲」という字をあて、
ひとりで誰かを恋しく思う切ない気持ちを指していたそうです。
嬉しい・寂しい・哀しい・苦しい でも 愛おしい
そんな たくさんの想いが詰め込まれている「こい」を経験して、
一歩進んでいけるのは 人間の強さだな、と映画を観て ぼんやりと思ったのでした。
綺麗な言の葉、綺麗な映像、綺麗な音楽
「美しい」でいっぱいの時間は、とても心地良かったです。
特に映像が 美しくて 雨の日が待ち遠しくなるかもしれません(あ、今日降りそう。)
影響されやすい私は、雨の日の新宿御苑に行きそうなくらい^ ^
エンディング曲のRain、好きだな。と、思ったので、その時はRainを聴いて・・♪
(大江千里さん…格好悪いふられ方しか知らなかった!!汗)
そんな 映画の時間でした。ではでは、ね♡