獅子文六「コーヒーと恋愛」読了。
香ばしい香り薫れば ほろ苦い恋にも似ていて あわてるとちょっと熱いよ ゆっくり腰を落ちつけて 風に乗って香り高く 苦い涙ほろほろと 喫茶店の窓辺から 花咲く朝の通りへと コーヒーと恋愛が共にあればいい /サニーデイ・サービス「コーヒーと恋愛」
— 吉野香織 (@yoshinokaori) 2014, 5月 28
ほわんと懐かしくあたたかい
そんな気持ちにさせてくれる昭和の風景と
終始漂う珈琲の香り
昭和37年に書かれたとは思えない
親しみやすい1冊でした^^
主人公は、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳
今もむかしも変わらない?
そんな男女のやりとりを微笑ましく思ったり
仕事についてのアレコレでは
苦い珈琲を口にした時のように
くしゃっと顔を歪めそうになったりと、
今回も物語の中の出来事に、
一喜一憂 楽しい時間を過ごすことが出来ました♪
PS.私の中で珈琲と言えば この曲が浮かびます。
Clingonー珈琲
ある日、友人の車に寝袋やコンロやお鍋を詰め込んで
四国へ行こう!と旅に出た時
(門限厳しかったのに、こういう事は許してもらえてたの^^)
ラジオから流れてきて一耳惚れした想い出の曲。
帰ってすぐ、この曲が収録されていた
Cosmosというアルバムを購入して
何度も何度も繰り返し聴いたんです。
今は そのアルバムも
ボロボロの姿になっておりますが・・・
あの日の陽ざしの暑さとか
早朝食べたインスタントラーメンの味だったりとか
全てが懐かしい。
きっと、その時の一カケラくらいは
今の私の要素となっているんだと思います。
すっかり忘れていた出来事なのに、
ふと記憶の蓋をあけてしまいました。
眩しくって 目を細めそう
だいぶ環境は変わってしまいましたが
あの日から 変わっていないと断言できる事、
それは、あの頃も今も、
珈琲にはミルクたっぷりが好みです。