今回の旅行での
忘れられない経験の一つ
筑前町立大刀洗平和記念館へ
行ってきました。
大刀洗は、
東洋一と謳われた陸軍の飛行場が有り
その飛行場を中心とした経済が発展 繁栄し、
終戦間際 B-29の空襲を受け壊滅したという
歴史がある街だそうです。
そして、この飛行場は特攻隊の中継基地として
数多くの若き特攻隊員達の出撃を見送った場所とのことで、
記念館では、
飛行場の歴史を物語るものや
数多くの遺書や手紙などが展示されていました。
そして、そこには本物の零式艦上戦闘機も。
世界で唯一現存する
零式艦上戦闘戦三二型だそうです。
この零戦は
どんな運命を辿ってきたのか
操縦されていた方は
一人乗り込み 何を思ったのか
命をかけて国を守ろうとした人々の
覚悟や心情を思ってみては 言葉にできない想いで
胸の中がいっぱいになりました。
ちなみに、記念館の天井には、
B-29の実寸のオブジェがあり
目の前の零戦よりも およそ4倍もの大きさでした。
大刀洗飛行場めがけての空襲時
そんな大きなものが何十・何百機と頭上を飛び、
1000以上もの爆弾が投下されたそうです。
館内で上映されていた映画で、
避難中や下校中の小学生たちも
その空襲により多く亡くなられたことを知りました。
戦争を体験したことがなく
戦争を十分に知らない私ですが、
この平和記念館を訪れて感じた
戦争の悲惨さは十分 心苦しいものでした。
命の尊さ
平和の大切さ
それらは、他の 何よりも
守り継ぐべきものであるように感じました。
飛行場の跡地には(現 キリンビール福岡工場)
綺麗なコスモスが たくさん咲いていましたよ。
たくさんの笑顔も一緒に咲いていました。
多くの尊い命の犠牲により
築き上げられている今日の平和と繁栄であるという
忘れちゃいけない大切なことに触れることができた、
貴重な旅の時間になったのでした。
幸せな今に感謝します・・*